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三菱電機、CFRP切断用3次元CO2レーザー加工装置「CVシリーズ」を発売

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三菱自動車は、自動車に使用される炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を切断するための3次元CO2レーザー加工装置の新製品2機種を10月18日に発売する。
東京、2021年10月14日 - 三菱電機株式会社(東京証券コード:6503)は本日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)切断用の3D CO2レーザー加工システムの新モデルCVシリーズ2機種を10月18日に発売すると発表しました。自動車に使われる高強度材料など。新モデルは、発振器とアンプを同一筐体内に一体化したCO2レーザー発振器(2021年10月14日時点、同社調べ)を世界で初めて搭載し、独自のCV加工ヘッドと合わせて搭載した。高速精密加工を実現するシリーズです。これにより、これまでの加工方法では不可能であったCFRP製品の量産が可能となります。
近年、自動車業界では、二酸化炭素排出量の削減、燃料効率の向上、燃費向上のためのより軽量な材料の使用がますます求められています。これにより、比較的新しい材料であるCFRPの需要が高まっています。一方で、既存技術によるCFRP加工では、操業コストが高い、生産性が低い、廃棄物処理の問題などの問題があります。新しいアプローチが必要です。
三菱電機のCVシリーズは、これらの課題を克服し、従来の加工法をはるかに上回る高い生産性と加工品質を実現し、これまで不可能だったCFRP製品の量産化を推進します。また、新シリーズは廃棄物の削減等による環境負荷の低減に貢献し、持続可能な社会の実現に貢献します。
新型モデルは、10月20日から23日までポートメッセなごや、名古屋国際展示場で開催される「MECT 2021(メカトロニクス・テクノロジー・ジャパン2021)」に出展する。
炭素繊維と樹脂からなる材料であるCFRPのレーザー切断には、板金の切断に広く使われているファイバーレーザーは、樹脂の光吸収率が非常に低いため適さず、炭素繊維を溶かす必要があります。熱伝導によって。また、CO2 レーザーはカーボン繊維や樹脂に対するレーザーエネルギー吸収率が高いものの、従来の板金切断用 CO2 レーザーは急峻なパルス波形を持っていません。樹脂への入熱が高いため、CFRPの切断には適していません。
三菱電機は、急峻なパルス波形と高出力を実現したCFRP切断用CO2レーザー発振器を開発した。この統合型 MOPA1 システム 3 軸直角位相 2 CO2 レーザー発振器は、発振器と増幅器を同じハウジングに統合できます。低出力の発振ビームをCFRPの切断に適した急峻なパルス波形に変換し、再び放電空間に入れて出力を増幅します。簡単な構成でCFRP加工に適したレーザー光を照射できます(特許出願中)。
CFRP切断に必要な急峻なパルス波形と高いビームパワーを組み合わせることで、従来の加工方法(切断やウォータージェットなど)3と比較して約6倍というクラス最高の優れた加工速度を実現し、生産性の向上に貢献します。
この新シリーズは、CFRP切断用に開発されたシングルパス加工ヘッドにより、板金レーザー切断と同様に1回のレーザースキャンで切断が可能です。そのため、同一経路上でレーザー光を複数回走査するマルチパス加工に比べて高い生産性を実現できます。
加工ヘッドのサイドエアノズルにより、材料への熱影響を抑えながら、切断中に発生する高温の材料蒸気や粉塵を切断終了まで除去することができ、従来の加工では得られなかった優れた加工品質を実現します。方法(特許出願中)。また、非接触でレーザー加工を行うため、消耗品が少なく、廃液などの廃棄物も発生せず、ランニングコストの削減にもつながります。この加工技術は、持続可能な社会の実現と国連の持続可能な開発目標の実現に貢献します。
三菱電機は、レーザー加工機の稼働状況をリアルタイムに確認できるIoTリモートサービス「iQ Care Remote4U」4を展開しています。また、リモート サービスは、モノのインターネットを使用して処理パフォーマンス、セットアップ時間、電気と天然ガスの消費量を収集および分析することで、生産プロセスの改善と運用コストの削減にも役立ちます。
また、三菱電機サービスセンターに設置された端末から、お客様のレーザー加工機を直接遠隔診断することも可能です。加工機に障害が発生した場合でも、遠隔操作によりタイムリーな対応が可能です。また、予防保守情報やソフトウェアのバージョンアップ、状態変化への対応なども提供します。
さまざまなデータを収集・蓄積することで、工作機械の遠隔メンテナンスサービスを支援します。
2021 年に 2 日間の Future Mobile Europe カンファレンスをオンラインで開催します。自動車メーカーとオートワールドの会員は無料のチケットを入手できます。500名以上の代表者。講演者は50名以上。
2021 年に 2 日間の Future Mobility Detroit カンファレンスをオンラインで開催します。自動車メーカーとオートワールドの会員は無料のチケットを入手できます。500名以上の代表者。講演者は50名以上。


投稿時間: 2021 年 12 月 7 日